本日発売となりました、A.B.C-Zの新曲「Black Sugar」!
(また貼る)
予約してたの受け取って早速開封したら、編曲があのCHOKKAKUさんだったなんて~~!!どうやら堂島さんがラジオで言ってたそうですね・・・情報が遅くて恥ずかしい。l
CHOKKAKUさんといえば、ジャニーズがめちゃくちゃお世話になっている作編曲家さん。
えび曲も「ペルソナ・ゲーム」「fantastic Ride」「テレパシーOne!Two!」を手がけられています。全部自分好きな曲よ・・・さすが。
CHOKKAKUさん編曲の楽曲はジャニーズに限っても枚挙に暇がなく、それでも枚挙してみますと、
V6/愛なんだ、Sky's the Limit
嵐/SUNRISE日本、感謝カンゲキ雨嵐、時代、WISH
タッキー&翼/Venus、Ho!サマー、SAMURAI
滝沢秀明/愛・革命、WITH LOVE
NEWS/チャンカパーナ、KAGUYA、チュムチュム、EMMA
KAT-TUN/Real face
Hey!Say!JUMP/Ultra Music Power、明日へのYELL、キミアトラクション
Kis-My-Ft2/We never give up、WANNA BEEEE!!!、Gravity、赤い果実
ジャニーズWEST/ええじゃないか、ズンドコパラダイス
などなど・・・これはもうほんの一部で、キスマイあたりはシングル曲も非常に多いです。
大型音楽特番などで今も歌われたりシャッフルメドレーでも使われたりする定番曲がめちゃくちゃ多い。ジャニーズの楽曲は、詞や曲の良さはもちろんですが、やはりダンスありきなので編曲がキモになります。もうあの「ジャッジャッ!ッジャジャッ!!ンタララララララララララ」がない嵐「WISH」なんて考えられない!!あれがなければふみきゅんのモノマネ芸も生まれなかったかもしれないのです・・・
そして上記リストにあえて入れなかったグループがあと2つあります。
まずはそう、KinKi Kidsです。
キンキ曲でCHOKKAKUさんが編曲されたものは非常に多いですが、代表的なところは
・愛されるより愛したい
・カナシミブルー
・Misty
中でも「カナシミブルー」「Misty」は今回のBlack Sugarと同様堂島孝平さん提供です。つまり、まるっきり同じコンビということ!どっちもジャニオタが大好きなやつだもんね・・・もうこれは信頼しかない。
そしてもう1つは、SMAPです。
(ようやく本題です)
SMAPといえばCHOKKAKUさん、CHOKKAKUさんといえばSMAP(?)というくらい、たくさんの曲でお世話になっています。
シングルだけで言っても、
・負けるなBaby!~Never give up(1992)
・$10(1993)
・君色思い(1994)
・オリジナルスマイル(1994)
・しようよ(1995)
・胸騒ぎを頼むよ(1996)
・青いイナズマ(1996)
・SHAKE(1996)
・夜空ノムコウ(1998)
・朝日を見に行こうよ(1999)
・ココカラ(2014)
とまあ、90年代にどんどん加速して登り詰めていくSMAPの楽曲の多くを手がけているのです。
$10は特に、光GENJIの後を追いかけるもとにかくCDが売れず苦労していたSMAPが、ようやく手ごたえを掴んだ一曲。林田健司さんの楽曲の素晴らしさ、最年長中居正広22歳~最年少香取慎吾はまだ16歳(!!)という若いSMAPのあやうい色気、その2つをつなげたのがCHOKKAKUさんのアレンジだと思います。
その後も、スローなサビから始まる(そしてここで中居くんがソロをとる)「君色思い」、実はこれも林田健司さんとCHOKKAKUさんのタッグなんですよ*1。アニメ赤ずきんチャチャにも起用されました。続く「オリジナルスマイル」は、東日本大震災後「みんなを勇気づける曲」をコンセプトにしたSMAPのアルバム「SMAP AID」でファン投票1位となりました。SMAPのライブでは必ず歌われる一曲で*2、これを聴いたらみんな手を左右に振りたくなっちゃうよね~~!!
そして95年「しようよ」。これは「がんばりましょう」「たぶんオーライ」「KANSHAして」でOLの応援歌とか言われ始めた後に続いたシングルで、少しアンニュイな雰囲気がまた大人っぽくて、歌番組で歌う姿を見ては幼心にドキドキしたものです。2TOPのユニゾンがいいのよ・・・*3コーラスワークもめちゃくちゃシャレオツ。今聴いても古くない。
「胸騒ぎを頼むよ」は96年2月のリリースで、当時木村拓哉が出演したカネボウの口紅「テスティモ」のCMソングでした。男性アイドルが口紅のCMに出演するなんて革新的な出来事で(しかも上裸っすよ)このあと同年4月にロンバケとスマスマが同時にスタートした後のSMAPの快進撃は皆さんご存知のとおりで、その前夜にあったのがこの曲です。キラキラだけど従来のアイドルとは一味違う、豪華なアレンジ。ちなみにカップリング「まったくもう」もCHOKKAKUさん編曲でこれまた名曲なんですよ!!!こっちはロックなアレンジで、胸騒ぎと同様女性に振り回されるオトコゴコロを歌っています。
さて、96年スマスマ開始直後に森くんの脱退が発表され、5人になったSMAPが最初に発表したのが「青いイナズマ」でした。森くん脱退でシュンとしていたところを、この曲でブン殴られたね。青いイナズマはあの転機になった「$10」と同じ布陣。$10は元々森くんがライブのソロコーナーでカバーしていた曲でもあります。
青いイナズマを初めて聴いたときは、森くんがいるときにこういう曲をやってほしかったと思って正直悔しかったくらいでした。あまりにかっこよくて。林田版とはまた違ったこのSMAP版青いイナズマは、森くん最終回のスマスマで5人が見せた涙や表情を飲み込んで、立ち止まらず攻め続けるSMAPの代表曲になりました。
そして続く「SHAKE」で、SMAPはまた新たな扉を開けます。あんなアイドルソングあり!!???でもあれはSMAPにしか歌えない紛れもないアイドルソングなんだよなぁぁぁ。冒頭のピアノにじわじわ「来るぞ来るぞ」と思っているところにあの木村拓哉「プルゥーーーーーーーーーーハァ!!!!!」で爆発!ブラスに乗って踊りまくるSMAP!!すぐ脳内再生できちゃう。
本当森くん脱退のタイミングでこんな2曲を続けてきたSMAPすごすぎるし、ベストアルバム「SMAP25years」にはこの2曲が続けて収録されてるんだけどこの並びは神すぎるし、その両方を編曲しているCHOKKAKUさん・・・!!
そして、98年「夜空ノムコウ」。言わずと知れた、SMAP初のミリオン認定シングルです。
スガシカオさんの書いた「あの頃の未来に僕らは立っているのかなぁ」という歌詞をアイドルが歌う。踊らず、木村拓哉に至っては座ってギターを弾いている。このギターや口笛が印象的なアレンジもまた、CHOKKAKUさんの手によるもの。スマオタは最初の雑踏の音だけでイントロクイズ正解できるよ!
カップリングの「リンゴジュース」もスガシカオさん提供で*4、編曲はCHOKKAKUさん。カップリングながらファンには人気で、後にアルバムにも再収録されました。
アイドルの常識を次々と破ってきたSMAPがこのあと、「らいおんハート」や「世界に一つだけの花」を経て名実ともに「国民的グループ」になっていく、その大きなきっかけになった一曲が「夜空ノムコウ」だと思います。
この後にもCHOKKAKUさんはSMAPの曲を手がけているし、アルバムも見ていくと本当にキリがないくらい多く関わっていらっしゃる。
ちなみに、アルバム006以降はレコーディングメンバーの豪華さが非常に話題になっており、LAで一流ミュージシャンを迎えてシングル曲もリレコーディングしたりしているんですよね。そういったアルバム収録曲にもCHOKKAKUさんは多く携わっています。このときのメンバーが意気投合してSMAPの曲をインストでレコーディングした「Smappies」シリーズも名盤。そこに収録されている曲も、CHOKKAKUさんアレンジのものが多数あります。物心ついた頃の私の、音楽の原体験のひとつがこのあたりのSMAPなの、今考えても本当に贅沢すぎたな・・・
長々と書いてきましたが、こうして見てみると、SMAPの歴史の中でもターニングポイントとなったいくつかの曲のうち「$10」「青いイナズマ」「夜空ノムコウ」という重要な曲にCHOKKAKUさんは携わっていました。90年代をSMAPとともに駆け抜けたと言っても過言ではないと思います。
その後は上記のようなジャニーズの様々なグループに携わってきたCHOKKAKUさんがアレンジした今回の「Black Sugar」。楽曲はこちらも先輩がお世話になってる堂島孝平さん。
これはもう、A.B.C-Zにとってそういう「ターニングポイント曲」になるのではないかと思うのです。いや、ならないとおかしい!!制作側のこの気合、しかと受け止めて、一緒にガンガン盛り上げていかねば!!!!!
本日わたくしの手元にも届きましたよ・・・3種買って、通常版は友達にと思っていたのですが、限定ピクチャーレーベルの出来が良いので手元に置いておきたくなり、さっそく追いシュガーしたところです。
さっそく地元のラジオ局にリクエストです。たくさん流れて誰かに引っ掛かってくれ!!